実体験

褒めるな!認めろ!『あんたのいいたすつよ』とは

この記事は約6分で読めます。

なぜ認めるのが良いのか、ここでは承認の重要性と、実際に使える50例の認め方を紹介します

1. 「評価」ではなく「事実の承認」になる

  • 褒める:「すごいね!」「素晴らしい!」→ 上司が評価する立場になる
  • 認める:「〇〇さんの資料はとても分かりやすかったです。」→ 事実を伝える

評価されると、相手は「本当にそうかな?」と疑ったり、プレッシャーを感じたりすることがある。
認めると、相手は「そうか、自分のやったことは役に立ったんだ」と実感しやすい。


2. 内発的動機づけにつながる

  • 褒めると「上司のために頑張る」になりがち(外発的動機づけ)
  • 認めると「自分のために頑張る」につながる(内発的動機づけ)

「認める」は、本人の成長や仕事の意義につながるので、持続的なモチベーションを生みやすい。


3. 過度な期待やプレッシャーを与えない

  • 「すごい!完璧だね!」と言われると、次も「完璧でないといけない」と感じる
  • 「〇〇の部分が分かりやすかったです。」と言われると、プレッシャーなく自信につながる

無理に期待を背負わせず、「自分の強みを活かせばいいんだ」と思わせることができる。


4. 「認める」は誰にでもできる

  • 「褒める」は上司→部下の関係になりやすい
  • 「認める」は同僚同士、部下→上司でも使える

立場に関係なく、良い行動や姿勢を伝えられるので、組織の心理的安全性が高まる。


5. 本人の気づきや成長を促す

  • 褒められると「上司が喜ぶからやる」になりがち
  • 認められると「こうすれば役に立てるんだ」と、自分の行動を見つめ直すきっかけになる

フィードバックが成長につながりやすい。


まとめ

🔥 「褒める」は一時的な喜び、「認める」は持続的な自信につながる
🔥 「褒める」は評価的、「認める」は事実の承認
🔥 「褒める」は上司→部下、「認める」は双方向

結果を評価するのではなく、プロセスや行動を認めることが、部下の成長と自発的なやる気につながる!

ではここで実際に使えそうな50個の例を紹介します。

ぜひ、引き出しを多くしてマネジメントに活かそう!

① 仕事への姿勢を認める(10個)

  1. 「〇〇さんは、仕事を丁寧に進めてくれるので、安心して任せられます。
  2. 「時間をしっかり管理して、締め切りを守る姿勢がみんなの見本にもなってますよね。」
  3. 「いつも冷静に物事を判断していて、チームにとって心強い存在ですね。」
  4. 「どんな時でも誠実に対応しているのが素敵ですね。
  5. 「ミスをした時のリカバリーが早くて助かります。」
  6. 「仕事に対して前向きに取り組んでいるのが伝わってきます。
  7. 「人の話をしっかり聞いて、適切な対応をする力がありますね。」
  8. 「お客様のことを考えた提案をしていて、とても良いですね。」
  9. 「細かいところまで気を配る力が、チームの質を上げていますね。
  10. 「〇〇さんがいると、職場の雰囲気が落ち着きますね。」

② 小さな行動を認める(10個)

  1. 「資料の整理をきちんとしてくれていて、助かります。」
  2. 「会議の議事録をすぐにまとめてくれて、仕事がスムーズになりましたね。」
  3. 「〇〇さんの声かけのおかげで、新人も安心して働けていますね。」
  4. 「いつも笑顔で対応していて、周りの人にも良い影響を与えています。
  5. 「細かい部分まで確認してくれるので、安心感がありますね。
  6. 「お客様対応の後に、チームに共有してくれるのがありがたいです。
  7. 「忙しい時でも、気持ちよく対応してくれるのが素敵ですね。
  8. 「〇〇さんが資料を整えてくれたおかげで、スムーズに進められました。
  9. 「気配りが行き届いていて、チームが動きやすくなっています。」
  10. 「社内のちょっとした雑務も積極的にやってくれるのが助かります。

③ 成長のプロセスを認める(10個)

  1. 「最初は難しそうでしたが、しっかり勉強して習得しましたね。」
  2. 「最近、〇〇さんの説明がとても分かりやすくなりましたね。」
  3. 「以前よりもお客様とのコミュニケーションがスムーズになっていますね。」
  4. 「細かい部分にも気を配るようになって、成長を感じます。」
  5. 「対応が早くなり、仕事の精度も上がってきましたね。」
  6. 「先週よりも、自信を持って対応できるようになっていますね。」
  7. 「この仕事の進め方がどんどんスムーズになってきましたね。」
  8. 「〇〇さんが新しいスキルを身につけて、頼もしくなりました。」
  9. 「お客様のニーズをしっかり捉えられるようになりましたね。」
  10. 「仕事の優先順位をうまくつけられるようになりましたね。」

④ 影響力を認める(10個)

  1. 「〇〇さんの前向きな姿勢が、チーム全体のモチベーションを上げていますね。」
  2. 「会議での発言が的確で、議論を前に進めてくれていますね。」
  3. 「〇〇さんのアイデアが、プロジェクトに良い影響を与えていますね。
  4. 「チームの調整役として、みんなの意見をまとめるていただいて助かります
  5. 「〇〇さんの仕事のやり方が、後輩たちの良いお手本になっていますね。」
  6. 「〇〇さんの存在が、職場に安心感を与えています。
  7. 「〇〇さんが率先して動いてくれるおかげで、チームの士気が上がっていますね。」
  8. 「部門を超えた連携がうまくいっているのは、〇〇さんの働きかけのおかげですね。」
  9. 「チームの雰囲気を明るくするのが得意ですね。
  10. 「〇〇さんが情報共有をしてくれるおかげで、みんなが助かっています。

⑤ チャレンジする姿勢を認める(10個)

  1. 「難しい仕事にチャレンジする姿勢が素晴らしいですね。」
  2. 「新しい提案を積極的に出してくれるのが、とても頼もしいです。
  3. 「リスクがある中でも、挑戦しようとする勇気が素晴らしいですね。」
  4. 「新しい方法を試してみる姿勢が、チームの成長につながっていますね。」
  5. 「失敗を恐れずに、前向きに取り組んでいるのがいいですね。」
  6. 「改善点をすぐに取り入れる柔軟さが素晴らしいですね。」
  7. 「難しい課題にも、諦めずに粘り強く取り組んでいるのが印象的ですね。」
  8. 「新しいことを学ぶ意欲が、〇〇さんの強みですね。
  9. 「周囲の意見を取り入れながら、自分のアイデアを形にしているのが素晴らしいです。」
  10. 「挑戦する姿勢が、職場全体の意識を変えていますね。」

こんなに多くてもつかこなせない!となるのであえて5つだけに絞ると

 『安心です。』『頼もしいです。』『いい影響を与えています。『助かります。』 『強みですね。』

『あんたのいいたすつよ』で覚えよう!


まとめ

  • 結果ではなく、行動や姿勢を認める
  • 具体的にどの点が良いのかを明確にする
  • 本人が気づいていない強みもフィードバックする
  • 合言葉は『あんたのいいたすつよ』

コメント