実体験

グループディスカッションは最初の合意形成で決まる

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課長試験などので取り入れられる『グループディスカッション』

面接や筆記テストとは違い、コントロールが効きにくい他者が複数名いる。

なので、なかなか自分の考えが上手く出せず評価が下がる人も多いでのはないだろうか。

ここで大事なのは、ディスカッションが始まった直後の合意形成である

よくある駄目なパターン

A「この場合は①の案が最適だと思う、なぜなら~」

B「私はそうは思わず②の案が最適だと思う、なぜなら~

A「いや、そこは~なので、やはり①だと・・・」

C「私は②の案に賛成ですね」

D「とりあえず①と②の両方で進めません?」

C「それだと中途半端になるので、多数決しましょう」

というような、意見が対立したり、無理に調和を図ろうとするケースである

結果として、多数決で②が採用されたとする

その場合Aは感情を抑えることができるのだろうか?そのまま納得できないままモヤモヤして時間が過ぎてしまい、その後のディスカッションで切り替えることができなければ落ちる可能性が高い

ちなみにDの案は、時間もない中、中途半端な進め方をしてしまい最悪である

ではどうすれば良いのだろうか?

ここで前提として会議の進め方を揃えて置く必要がある

例えばこうである

全員「宜しくお願いいたします!」

ここで食い気味に手を挙げる!

「ディスカッションを始める前に、一つ共通認識を持ちたいのですが、良いですか?」

「今回の目的は、全員が100%納得することではなく、短時間で結論、具体的なアクションプランを出すことですよね?」

「意見を出し合うことは大事ですが、時間が限られているので、もし意見が割れて、並行線になりそうだったら、多数決で決めるのがスムーズかと思っています」

「なので仮に自分の意見が採用されなくても、少しモヤモヤするかもしれませんが、一度決まったら『まずは成果物を出す』という目的に立ち返って進めていきませんか?」

もし「意見の良いところを取って考えるのはどうですか?」と言われたら

「確かに、両意見の良いところを取り入れるのは理想的ですよね。アレンジできる部分があれば取り入れる、ただ、時間が限られているので、まずはどちらかの軸を決めて前に進める意識でいきませんか?」

他の人「そうしましょう」

私「じゃあこのディスカッションの目標として書いときましょか限られた『時間内に本質的な成果物を出す』

(もしファシリをしたいなら)

私「じゃあ時間もないので、考えるプロセスでの時間割から決めましょうか」

私「現状→問題→課題→打ち手でそれぞれどういう時間配分にしていきましょうか」

このように進めることで、仮に意見が割れ、少数派になった時もダメージが少なく全員が前を向いてディスカッションに挑める

またこれを提案するこでの、リーダーシップや協調性、時間・成果管理能力の評価が付きやすい

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